INTERVIEW.4
やりがいは、
ものづくりを通じた人づくり。
製造課 造箔係兼MT係
- F. I
2013年入社
PROFILE
山形県出身。学生時代は来金属微粒子の合成方法の研究に携わり、その経験を活かせるよう、材料メーカーを中心に就職活動を行う。2017年より銅箔事業部。2022年より造箔係長。MicroThinという製品を製造するMT係長を兼務。4歳の娘がいて、育児と家事にも全力投球。オンとオフはしっかりと切り替えて、メリハリのある時間の使い方を心がけている。
仕事の流れ
- メンバーの
マネジメント - 約80人の部下がおり、その管理全般及び育成を担う。
- 生産管理
- 銅箔製造に関する技術全般について管理する。
- 予算管理
- 造箔課全体の予算を管理。生産設備への投資についても検討する。
- 安全環境管理
- 製造現場で万一のケガや事故が発生しないよう、万全の注意を払う。
STORY
技術力の高さに惹かれて
就職活動で考えていたのは、ものづくりがしたいということでした。大学院では金属粒子の合成方法を研究。その経験を活かしたいという思いもあり、材料メーカーが第一志望でした。三井金属鉱業もその1社だったわけです。幅広い製品ラインナップがあり、国際的にシェアの高い製品も多く、技術力の高い会社というイメージでした。高いレベルの中で仕事をしたいという気持ちは非常に強かったです。
実は同じ研究室の先輩が当社に入社していました。その先輩は当社について「自由な社風があって、若手でもやりたいことに挑戦できる」と話していました。この言葉も入社の決め手になったと思います。
新人の顔つきが変わっていく
私は銅箔製造の現場を管理しています。製造の面白さは、歩留まりや生産量など、目標数字がはっきりしていることですね。目標を達成できたときはもちろん嬉しいですし、達成できなかったら原因を突き詰めていく面白みがあります。不良の発生を抑えるために対策を打ったところ、次から不良がなくなったというように、目に見える成果が得られることが喜びです。
部下が成長する姿を見るのも、大きなやりがいです。例えば高校を卒業してすぐ入社してきた新人は、最初はどうしても学生気分が抜けていません。しかし、先輩社員や私が指導を重ねていくことで、次第に顔つきが変わっていくのがわかります。気がつけば班の中で中心的な存在となっている様子を見ると、本当に嬉しいです。
育成は私1人の力ではありません。職場の全員が私の気持ちを理解し、みんなで育てようと新人を見守っています。1人の新人を全員で大切に育成しようという風土は、当社の大きな魅力です。
顔を上げて、いつでもポジティブに
私の信条は、常にポジティブでいることです。生産量が目標に達しなかったり、歩留まりがよくなかったりしたときは、どうしても気持ちが沈みますし、係の雰囲気も暗くなりがちです。これは仕方のないことでしょう。だからと言って、上に立つ私が下を向いていてはダメです。上手くいかないときこそ顔を上げ、明るくすることを心がけています。「不良が出たからといって製造がダメになるわけじゃないんだから」と声をかけ、みんなに勇気を与えるようにしています。
どうせ仕事をするなら、楽しんでしたいじゃないですか。「できない」と言うのではなく「ここまでできた、次はここを目指そう」と肯定的に言うことで、姿勢も前向きになってきます。実はこういうポジティブさを、私は新人時代の上司に学びました。研究職を目指して入社したにも関わらず、それがかなわなかったことで、当時の私は投げやりな気分でした。そんな私に上司はポジティブな声をかけ、励ましてくれたのです。あの上司がいたから今の自分があるのは間違いありませんし、あの姿をお手本にして部下に接するようにしています。
快適な環境のために改善を重ねる
最近、製造課の仮眠室が大幅にリニューアルされました。以前は畳敷きの部屋でしたが、カプセルホテル形式の個室空間に生まれ変わったのです。私自身、長い間、リニューアルしたいと考えており、そのゴーサインを出すことができました。
リニューアルしたのは、やはり楽しく仕事ができる環境をつくりたかったからです。交替勤務の休憩時間にこの仮眠室で休んでもらえれば、気持ちもリフレッシュでき、前向きになれるでしょう。部下の評判は上々で、快適すぎて寝過ぎないようにと、冗談を言い合っているほどです。
仮眠室だけでなく、例えば飲料の自動販売機でスマホ決済が使えるようにしたり、Wi-Fi環境を充実させたりと、小さなことですが、環境を改善するための取り組みは常に行っています。その積み重ねがより楽しく働ける環境につながり、ポジティブな空気を生むと考えています。
オールマイティな人材を目指したい
製造課で10年の経験を重ねました。これからのキャリアについては、他の仕事にも挑戦したいと考えています。研究開発には依然として興味がありますし、生産管理も面白そうです。事務の仕事にも挑戦してみたいですね。幅広い業務に挑戦することで、オールマイティに活躍する人材を目指していきます。こうした希望を上司に伝える機会も用意されているので、常にキャリアについて相談しています。
夢としては、新しい工場を自分の手で建設することです。せっかく製造の現場にいるのだから、何か足跡を刻めたら嬉しいじゃないですか。工場をつくって、後輩たちから「この工場はあの先輩が建てたんだ」と言われたら、最高です。
SCHEDULE1日のスケジュール
- 8:45
- 始業
メールチェックを行い、今日の予定を確認する。
- 9:00
- 朝礼
全員で朝礼を行い、情報共有に努める。
- 9:30
- 不良対策
製造工程での不良発生に際し、その対策について部下を指導する。
- 10:30
- テスト
現場での対策に基づいて、テストを行う。
- 12:00
- 昼休憩
お弁当を食べた後、グラウンドでフットサル。軽く汗を流す。
- 12:50
- 会議
製造現場の新たな設備投資についての会議に出席する。
- 15:00
- 会議
海外の製造拠点との打ち合わせを、リモートで行う。
- 17:35
- 終業