銅箔事業部 開発部 K.F

INTERVIEW.1

壁なら乗り越えてみせる。
それが開発者魂。

銅箔事業部 開発部

K.F

2006年入社

PROFILE

福岡県出身。地元に拠点があったことで、三井金属鉱業のことは子供の頃から知っていた。下関市、大牟田市の事業所に勤務した後、2011年に上尾事業所に異動となり、現在に至る。平日の夜は晩酌とテレビゲームを楽しみ、休日には2人の娘と一緒に家族の時間をゆったりと過ごす。暖かい季節にはファミリーキャンプに出かけることも。

仕事の流れ

STEP1 設 計
設 計
顧客の要求に応え、材料の樹脂をどう混ぜあわせるかを設計。料理のレシピづくりのようなもの。
STEP2 調 合
調 合
設計に基づき、モーターを使って丸底フラスコで実際に樹脂を混ぜあわせる。
STEP3 回路作成
塗 工
混ぜあわせた樹脂を、銅箔に塗る。
STEP4 測 定
熱プレス
樹脂を塗った銅箔を熱と圧力をかけて固める。
STEP5 特性評価
特性評価
強度など、顧客が要求する特性を満たしているかを測定し、評価する。
STEP6 製品化へ
製品化へ
満足できる特性が得られたら、製造部門にバトンタッチして終了。

STORY

銅箔事業部 開発部 K.F
接着剤の開発を担当

三井金属銅箔事業部の製造する銅箔。スマートフォンやタブレットといった電子機器の製造に欠かせない重要な製品です。開発部に所属する私は、その銅箔を接着する接着剤の開発を担当しています。電子機器の中には、基板が入っています。基材の上に銅箔を貼り付ける際に、私の開発した接着剤が使われるわけです。

もし接着剤がしっかりしていなければ、使っている途中で回路がはがれるなど、大きなトラブルになりかねません。酷寒の北欧や高温多湿の東南アジアなど、どんな環境でもトラブルを起こさない接着剤を開発しています。

銅箔
奥の深さが魅力の一つ

面白いのは、貼り合わせるもの同士に“相性”があることです。AとBはよくくっつくけれど、BとCはまったくくっつかないということは珍しくありません。そんな“相性”を考えながら、いかにしっかりした接着剤を開発するかが、私の腕の見せ所。試行錯誤を繰り返しつつ、求められる特性を実現するために挑戦を続けていきます。奥の深い仕事です。

また、海外拠点のバックアップも大切な仕事です。開発ではうまくいったけれど、海外の工場で量産に移ったら、なかなかうまくいかないことがあります。その際は我々開発チームが原因を分析し、その対応のサポートを行っています。様々な国の文化や風習に触れられるのは、面白みの一つです。

銅箔事業部 開発部 K.F
1回の成功の陰には100回の失敗

先ほど、試行錯誤を繰り返しつつと言いましたが、実際、100回失敗してやっと1回うまくいくというのが実感です。開発とは、常に想定外の出来事との闘いなのです。けれど私は、うまくいかないからこそモチベーションが上がり、「なんとかして壁を乗り越えてみせる」と燃えるタイプ。101回目に成功したときの喜びは、非常に大きいです。開発とは毎日新しい課題に挑戦することなので、むしろルーティンじゃないところが魅力です。

私が苦労して開発した接着剤が用いられたスマートフォンやタブレットが、広く世界中で使われ、人々の生活を豊かにしていると思うと、とても誇らしく感じます。もちろん外から見ただけでは接着剤が使われているなんてわかりませんが、見えないところで陰ながら支えていることが、喜びです。

銅箔事業部 開発部 K.F
福利厚生への不満はゼロ

私が入社を決めた大きな理由が、待遇面でした。給料は十分ですし、福利厚生も非常に充実していると感じました。特に住宅関係が充実していて、家賃などの負担がとても低いことには感謝しています。

こうした環境で長く働いてきましたので、今ではこれが当たり前のように感じています。けれど、改めて考えると、とても恵まれていることがよくわかります。大企業ならではの魅力でしょう。入社以来、福利厚生面で不満を感じたことは一度もありません。これって凄いことだと思いませんか。

銅箔事業部 開発部 K.F
常に“+α”を心掛けたい

入社後の教育が充実しているのも、大きな魅力です。業務に必要な資格取得や外部研修・講習への参加の機会が豊富に用意されているので、やる気があればいくらでも成長できるでしょう。業務に必要な知識や、社会人としての姿勢などは入社後に勉強しても遅くはありません。まずは元気とやる気をアピールして就職活動に望んでください。

受け身ではなくて、自分で考え、自ら行動しようとする人ほど活躍できるのが、当社です。私自身も常に“+α”の仕事を心掛けています。ただ単に上司の指示に従うのではなくて、自分なりに考えたことを付け加えることで、上司の期待を上回る成果が出せるからです。
前向きな姿勢でチャレンジしてくれる、元気あふれる後輩の入社をお待ちしています。

SCHEDULE1日のスケジュール

8:45
始業、ミーティング

開発部内で、今日の予定や連絡事項などについて共有する。

10:00
会議

会社で行っているカイゼン活動に関する定例会議に出席。

12:00
昼休憩

お気に入りの町中華のお店へ行ってお昼ご飯をいただきます。

12:50
特性評価

開発中の接着剤について、納得できる特性が得られているかを評価。

14:00
部下への対応

業務に関して、部下からの相談に乗る。

15:00
特性評価

引き続き、開発中の接着剤についての評価を行う。

17:35
終業