品質保証課 銅箔検査係 Y.T

INTERVIEW.2

自分のペースで学び、
成長していける。

品質保証課 銅箔検査係

Y.T

2023年入社

PROFILE

埼玉県出身。幼い頃から手先が器用で、細かい作業や機械いじりが得意だった。そうした持ち味を活かしたいと考えて、入社する。就職を機に実家を離れ、現在は借り上げ社宅に1人暮らし。通勤時間は自転車で約10分。休みの日には友人を呼んでお泊まり会をしている。最近は、温泉やサウナでリフレッシュすることにハマっている。

仕事の流れ(検査項目:引き剥がし強さ)

STEP1 プレス
プレス
マイクロシンと呼ばれる、とても薄い銅箔を必要なサイズに切り出し、真空プレス機で熱と圧力を加え、基材と圧着させる。
STEP2 メッキ
メッキ
銅箔に銅の電気メッキを行い、厚みを加える。
STEP3 回路作成
回路作成
ラミネート、露光、現像、エッチングを行い、回路を作製する。
STEP4 測 定
測 定
基材から作製した銅の回路を引き剥がし、どのくらいの強度でくっついているか銅の密着性を測定する。

STORY

品質保証課 銅箔検査係 Y.T
“三井”の名前は大きな安心

当社を勧めてくれたのは、高校の担任の先生でした。私は手先が器用で細かい作業が得意。三井金属銅箔事業部ならそんな特徴を活かせるのではないか、というアドバイスでした。もちろん“三井”という名前は知っていて、大きい会社だろうというイメージはありました。けれど“金属”がついている会社のことは知りません。何もわからないまま、とにかく先生の勧めに従って面接を受けることにしたのです。

何も知らないまま臨んだ面接。けれど終わり頃には、ここに入社しようと決めていました。とにかく皆さん優しくて、面接の雰囲気がよく、こういう人たちのいる会社なら安心して働けそうだと思ったのです。仕事の内容などは何もわからなかったですが、不安はゼロでした。
内定をいただいて両親に報告したところ、“三井”と名の付く会社ということで、とても喜んでくれました。

銅箔
銅箔のすごさに驚く

同期の仲間は4人。入社してすぐの研修は、この4人で受けました。期間は約1ヵ月で、銅箔とは何か、どんな工程でつくられているのか、会社の組織と仕組みは、といった基本的なことから教えてもらいました。何の知識もなく入社したので、丁寧に教えてもらったことに感謝しています。初めて銅箔を見せてもらったときは、想像を超える薄さでびっくり。これがスマートフォンやタブレットなどに使われていると知って、すごい製品をつくっているんだと感動しました。

入社と同時に借り上げ社宅に入りました。ワンルームで、想像していたより広くてとても快適です。しかも驚くほど格安。住宅関連の福利厚生制度が充実していることに、社員1人ひとりを大切にしてくれる会社の姿勢を感じます。

品質保証課 銅箔検査係 Y.T
“最後の砦”としての責任感を胸に

私は品質保証課の銅箔検査係に勤めています。文字通り、製品である銅箔をお客様へ出荷する際の検査を担当しています。万が一にも不良品がお客様のもとに届いたら大変ですので、私が“最後の砦”として検査を行うわけです。責任は重いですね。
検査とひと言で言っても、簡単なものから難しいものまで、たくさんの種類があります。すべての検査ができるようになるには何10年もかかるほど。新人の私は異物が混じっていないかを確認する“茶点”と呼ばれる検査など、簡単なものから覚えているところです。

仕事は、上司が教えてくれます。まず上司が私に検査の方法を説明してくれ、次に私が説明の通りにやってみて、そして上司が「ここはうまくできた」「ここはもう1回」という具合にフィードバックしてくれます。新人なので失敗は当たり前。上司も決して叱りません。私のペースに合わせて、丁寧に教えてくれます。面接で感じた雰囲気の良さを信じて正解だったと思っています。

品質保証課 銅箔検査係 Y.T
任されるから、伸びていく

入社して8ヵ月がたった頃から、1人で検査を任されるようになりました。それまでは上司の指示のもとで検査を行っていたのですが、今では自分で段取りを考えて進めています。もちろん最初は不安でした。「自分にもできるだろうか」と。案の定、何度かミスもしました。それでも上司は私に任せてくれました。きっと挑戦させることで成長させようと考えてくれたのだと思います。

今では検査で異常値が見つかったら、そのつど再検査を行うというふうに、だいぶスムーズにできるようになりました。その結果、異常な製品を出荷せずに済んだという実感が得られ、やりがいを感じています。まさしく“最後の砦”であることを実感しています。

品質保証課 銅箔検査係 Y.T
3日続けて休めるのが嬉しい

銅箔検査係の交替勤務は、昼の勤務は8時から20時まで、夜の勤務は20時から翌朝の8時までの12時間勤務。また年間通じて3日間の出勤、3日間お休みの3勤3休を繰り返します。交替勤務については、最初は自分にもできるだろうかと不安でした。特に12時間も続けて働くのは、大変そうだと思ったのです。ところがいざ始まってみたら、案外無理せずにできました。むしろ3日間も続けて休めることの喜びが大きいです。地元の仲間ともゆっくり遊べますし。

仕事にはだいぶ慣れてきたものの、検査の量が多いと、作業を終えられないこともあります。まずは1つひとつの仕事を完璧にこなし、時間内に終えられるようになりたいと思います。そして優しく指導してくれる先輩方を見習って、後輩が入ってきたら私も同じように丁寧に指導できる先輩社員を目指します。

SCHEDULE1日のスケジュール

8:00
始業、検査

銅箔の切り出しからメッキまで、一通り行う。

10:00
会議

会社で取り組んでいるカイゼン活動の定例会議に出席する。

12:00
お昼休憩

会社で取り寄せたお弁当をいただきます。

12:50
検査

午前に引き続き、回路作成の工程に進む。

18:00
休憩

仮眠室で横になって少し眠る。

18:50
検査

引き続き、回路作成を行う。

20:00
終業

夜の勤務の仲間に業務の引き継ぎを行う。