製造課 造箔係 K.T

INTERVIEW.3

工場は生き物。
だから毎日面白い。

製造課 造箔係

K.T

2019年入社

PROFILE

栃木県出身。入社以来、製造課で銅箔の製造や点検に携わっている。趣味はゲームやサッカー。見るよりも実際にプレーする方が好き。仲間と居酒屋でお酒を飲むことも楽しんでいる。娘が生まれてからは、家族との時間が最優先。休日も買い物などで家族と一緒に過ごしている。

仕事の流れ

STEP1 造液作業
造液作業
原料となる電解液の調製を行う。
STEP2 通電作業
通電作業
電解液に電気を流し、化学反応により製箔する。
STEP3 外観確認
外観確認
出来上がった箔を目視し、不良が発生していないかを確認する。
STEP4 芯管交換
芯管交換
製品を一旦おろして、芯管を交換する。
STEP5 運 搬
運 搬
次の工程へと運んでいく。

STORY

製造課 造箔係 K.T
交替勤務に魅力を感じて

工業高校では、機械科で溶接、旋盤加工、製図などを学びました。そうした強みを活かせる場として入社したのが当社です。高校には数100社もの求人票が寄せられており、私はクルマが好きなので自動車関係の会社に興味があったのですが、担任の先生が強く勧めてくれたのは当社でした。“三井”というのが大きな会社だということは入社する前から知っていて、当時はドキドキしていたのを覚えています。

入社の決め手の一つが、交替勤務です。毎日同じ時間に仕事をするのではなく、昼に働いて休み、次は夜に働くという変化がすごく面白そうに思えたのです。生活リズムが変わることを、とても新鮮に感じました。実際、交替勤務で働いてみると、思った以上にすぐに慣れることができ、変化のある日々を楽しんでいます。最初の頃は12時間勤務が少しきつかったですが、休日が3日間もあるので、十分回復できました。今はこの生活ペースにすっかりなじんでいます。

銅箔
日々のトラブルに対処する

製造工場と聞くと、同じ流れ作業を繰り返すというイメージがあるかもしれません。当社は違います。大まかな仕事の進め方は同じでも、日々さまざまな出来事が起こるので、流れ作業という印象はまったくありません。
例えば製造で使うポンプや熱交換器などに異常が起きることがあります。大変なんですが、自分の頭で対策案を考え、対応できたときは嬉しく、達成感があります。工場ってまるで生き物のようで、毎日のように違う表情を見せ、様々な出来事が発生するわけです。

時には、落雷で停電が発生することもあります。そんな時は予備電源に切り替えられるのですが、それでもポンプが止まってしまうことがあります。職場全体が対応に追われてパニックに近いような状況になることもあり、私が的確な指示を出したことで混乱が収まったときなど、達成感が得られます。

製造課 造箔係 K.T
自ら考え、行動する姿勢

私が大切にしているのは、職場でのコミュニケーションです。コミュニケーションこそ、この仕事で最も大切なことだと思っているほどです。
ものづくりはチームワークですから、他の仲間が何を考えているかわからないようではうまくいきません。ミスも発生しやすくなります。私は常に自分からコミュニケーションを取るよう心がけ、その結果、リーダーシップを発揮できるようになりました。

また、上司や先輩が指示を出す前に、自ら行動することも心がけています。新人の頃、尊敬していた先輩がそうした行動を取れる方でした。その真似をしているうちに、私も主体的に行動できるようになっていきました。これから入社する後輩たちが、そんな私の背中を見ながら自ら行動することを覚えてくれたら、嬉しく思います。

製造課 造箔係 K.T
「次は君だ」と期待される人材に

今後の目標は、リーダーシップを身につけて、班のリーダーになることです。そのためには液の濃度管理、温度管理といったことが日常的に確実にできるようになり、後輩への指導も自信を持って取り組めるようにならなくてはと考えています。

目標としては、30歳くらいまでにはリーダーになりたいですね。当社は、年齢ではなく、実力でステップアップしていく社風ですので、先輩とも競争することになります。そんな中で「次は君だね」と誰からも言ってもらえるような存在を目指します。

製造課 造箔係 K.T
堅実な人生設計ができる

結婚したのは22歳のときでした。当社は福利厚生が充実していて、給与等も恵まれているため、比較的早く結婚する人が多いように感じます。
娘が生まれ、1歳になりました。ありがたいのは通常の有給休暇とは別に、子どもの看護休暇が年に5日間取得できることです。そのため有給休暇を使わなくても、発熱などの急病の際にも気兼ねなく娘を病院に連れていくことができます。それに3日勤務して3日休むというパターンの交替勤務なので、平日でも休めることも、子育てのしやすさにつながっています。

今は民間の賃貸住宅に住んでいますが、近々社宅に引っ越すことを検討しています。社宅は家賃が非常に安いことと、会社からとても近いのが魅力的で、社宅に暮らしている間にマイホームの資金を貯めるケースが多いようです。
私も先輩方を見習って、社宅での生活でしっかり貯金し、いつかはマイホームを実現したいと考えています。このように若いときから堅実な人生設計ができることも、当社の大きな魅力です。私の両親や親戚、就活を支えてくれた担任の先生も、とても喜んでくれています。

SCHEDULE1日のスケジュール

8:00
始業

夜勤の担当者から申し送り事項を引き継ぎ、芯管交換を行う。

10:00
外観確認

製造品に不良がないか確認し、対処する。

12:00
お昼休憩

妻の手づくりのお弁当をいただきます。

13:00
濃度、液温、液量管理

製品の条件に合うように、調整、管理を行います。

15:00
デスクワーク

パソコンに向かって、書類の作成に取り組む。

16:00
休憩

リニューアルされた仮眠室で横になって一休み。

17:00
作業再開

造液作業に取り組む。

18:00
運搬作業

次の工程に運んでいく。

19:30
申し送り

夜間勤務の担当者に、引き継ぎ事項をまとめて、受け継ぐ。

20:00
終業